休眠会社を買収するメリット


●休眠会社を買収した場合、前の会社の社歴がそのまま移行しますので、長期に渡って会社が存続しているということになります。
新しく設立された会社よりも古くからある会社の方が、取引先からの信頼度が高まります。
よって、休眠会社の社歴をそのまま受け継ぐことは、新設で会社を立ち上げる事よりも信頼性の面において大きな有利性があります。


●ネット上において、ドメインの古いほうが評価されます。
古いサイトと新しいサイトを検索したとき、その内容が仮に同じなら検索エンジンでは古いサイトが上位に表示されます。
ですので、前の会社のホームページのドメインを引き継ぎ、そのドメインでサイトを制作すればSEO対策に効果があるということになります。


●会社を立ち上げる際には、資本金が必要となります。
ですが、社歴同様に資本金の情報も受け継ぐことが可能となります。
そのため新たに資本金を入れる必要がありませんので、見かけ上の資本金を調達する必要がありません。
必要となる資金は、会社の購入金額と登記を変更する際にかかる登記変更費のみとなります。


●法人の銀行口座を新たに作ることはとても難しくなり、特に都市銀行の新規法人口座の開設はほぼ無理と言える可能性さえあります。
ですので銀行口座を引き継げば新たに法人口座を作る必要がありません。
購入しようとしている休眠会社が、もし都銀の口座を持っている場合、特にメリットがあると言えます。
同様に休眠会社が、法人の当座預金口座を所有している場合には、その会社を購入することで、当座預金口座が使用が可能となります。
また、特定の業種では新たに銀行口座さえも作ることが出来ない会社もあります。


●一定の決められた業種の場合、許認可が必要となります。
ですが、この許認可を休眠会社が所有している場合は、買収後も使用することが可能となります。
よって、新たな許認可を受ける必要がありません。
この許認可を得るための手続きには、大きな手間がかかるため、その手間がかからないということは大きなメリットとなります。

休眠会社を再開するとき

法律的に休眠会社とされている会社を再開する場合、税務署に対して提出するものはなく、再開した年に確定申告を行うのみです。

また、市区町村に関しては、「異動届出書」の提出のみで再開することが出来ます。

買収に際して注意点

・もしもブラックリストに載っている会社でしたら、銀行から融資を受けることが出来ません。

・同様に決算を行っていない会社も融資を受けることが出来ません。

・簿外債務や税金の未納についても確認が必要です。

・申告をしていない場合、青色申告が取り消される可能性があります。

お問い合わせ

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